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夜の果てへ

最近読んでとても面白かった本。

 

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『夜、僕らは輪になって歩く』ダニエル・アラルコン

 

題名、装丁共に良いですね。

 

風刺色の強い劇を公演したことによって団長が刑務所行きとなり、解散した小劇団ディシエンブレ。一部からカルト的人気を誇るその劇団が、団長の出所をきっかけに復活し、内戦後のペルーを公演旅行してまわるという。

役者オーディションによりかねてからの憧れであったディシエンブレへと加わった青年ネルソンは、公演旅行で出会う山岳地方の人々や首都に置いてきた恋人、家族、友人、団員たちとの複雑な関わり合いのなかで、ある悲劇へと巻き込まれていく………

 

 

 

という感じの本です。

 

特に面白いのは語り手がほぼほぼ終盤まで誰だかわからないところ。

 

最近読んだ本だと、例えばポールオースターの『最後の物たちの国で』とかが書簡形式の長編で、あぁすごいなって思ったのだけど、

これはまた別の手法で面白いです。(ナラトロジー的な視点からという意味)

 

あと終盤の伏線回収?というか、

語り手と現況がじわじわ明らかになっていく過程もわくわくします。

 

文章や言い回し自体には叙情的な面が大きいのだけれど、

話自体が面白くなきゃ嫌!って人や極端に言えばミステリ好きな人も楽しめそう。

 

今回ペルーの作家さん、初めて読んだ!

マホンとかサラマーゴ、マルケス読んだ時もその土地特有の思想や生活様式、暗さが要所要所に出てきていたし、背景を知るっていうのは作品をより面白くするのかも、しれませんね。

(逆に何も知らないからこそ得られるものもあるんだろうと思う。音楽みたいに)

 

普段新刊読まない質だから面白いものに出会えてとても嬉しかった。

今気になっているのは鳥打ちも夜明けにはとギケイキ。あと白い果実の残り2部!(訳者かわっておもんくないらしいと聞く)

 

前2つは図書館になかったー

仕事始めてすぐ寝ちゃって、あんまり早く読めないから図書館の期限延長してほしい、、、

 

 

 

 

 

1年くらい、、、、

 

 

 

 

 

 

おすすめの本をそっと教えてください。

 

 

 

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